池袋は新宿、渋谷と並ぶ山の手三大副都心の一つであり、池袋駅を中心に大規模な繁華街が広がっているターミナル駅で、学生街としても有名で毎日数多くの若者が集まる街としても知られています。
池袋は住む場所ではなく遊ぶ街という印象を持っている方も少なくないと思いますが、実は池袋は住む場所としてもオススメの街で、懸念点である治安の悪さも年々改善傾向にあります。
この記事では池袋の住み心地を、家賃相場、利便性、治安の3項目に分けて紹介していきます。池袋へ住むかどうか考えている方は、是非参考にしてみて下さいね。
目次 -INDEX-
池袋の特徴

池袋は日本有数の繁華街であり、新宿、渋谷と共に東京を代表する街です。巨大な百貨店、専門店、飲食店が駅前に広がっており、東口および西口駅前に繁華街、北口および東口サンシャイン通り裏手に大規模な歓楽街が広がっています。
池袋は日本でも有数の繁華街の一つであり、その範囲が広い事でも知られています。駅の東西に繁華街が広がっていて、近年では南口エリアにも広がりを見せています。東西の違いや街の主な特徴についてまずは説明していきましょう。
東口は大型商業施設が多い
池袋駅東口は一帯で繁華街が広がっています。駅からグリーン大通りを進むと左には池袋のシンボルであるサンシャイン60ビルがあり、サンシャイン60通りには飲食店、映画館、ゲームセンター等が多く、休日は歩行者天国となっていますので、多くの人で常に賑わっています。
- 西武百貨店
- パルコ
- サンシャインシティ
- ビックカメラ
- ヤマダ電機
これらの大型商業施設が東口にはあり、他にも10店舗以上のCD店が競合する音楽激戦区であり、多くのラーメン屋や寿司屋が軒を連ねるグルメ激戦区という顔も持ちます。
池袋でデートやショッピングをしたいという方は東口がオススメで、池袋に住んでいる方が買い物や外食をしたいという時も東口に出れば多くの飲食店の中から自分好みのお店を見つける事が出来るはずです。
全てのスポットを1日で見る事は不可能な程に色々な店舗が軒を連ねていますので、池袋の住んだら東口の色々なお店を散策してみるのが良いと思いますよ!
西口は芸術が香る街
西口も繁華街ではありますが、東口のように数多くのお店が軒を連ねているというような雰囲気ではなく、文化と芸術が香るエリアとして知られています。
- メトロポリタンプラザ
- 丸井
- 東京芸術劇場
ライブハウスや映画館があるロサ会館や池袋演芸場も西口にあり、日本で初めてケーキビュッフェを出した事で知られるホテルクラウンプラザも西口にあります。
南西エリアには中学校や小学校もある落ち着いたエリアになっていて、西池袋2丁目から4丁目、目白3丁目から5丁目にかけては非常に閑静な住宅街となっていますので、池袋のまた違う一面を見る事が出来るかと思います。
女性おたくの街
池袋の変わった特徴の一つに『女性おたくの街』というものがあります。サンシャイン60の西側の通りが乙女ロードと呼ばれていて、2005年頃から女性を対象にしたアニメグッズや同人誌などを扱う店舗が密集するようになっており、この通りが腐女子の聖地として池袋の認知度拡大に貢献しました。
2005年から執事喫茶などが多く店舗出店するようになり、最近では腐男子の登場などで男性客も多く見られるようになりました。しかし、池袋は女性おたくの街で秋葉原が男性おたくの街というイメージは今でも定着しています。
池袋の家賃相場

一人暮らしやファミリーで暮らす上で家賃相場は欠かす事が出来ない重要な要素の一つになってきますよね。池袋は東京でも有数の繁華街という事もあり、周辺地域に比べると家賃相場は高目に設定されています。
ワンルーム | 8.05万円 |
1K | 9.71万円 |
1DK | 12.86万円 |
1LDK | 16.66万円 |
2K | 12.54万円 |
2DK | 13.46万円 |
2LDK | 23.55万円 |
3LDK | 27.25万円 |
物件数ナンバー1の不動産情報サイト『LIFULL HOME’S』によると、池袋の家賃相場は上記のようになっています。
利便性がとにかく良くて、日本最大級の繁華街であるという事を考えると、家賃相場は比較的リーズナブルな方ではありますが、ファミリーで住むとなると家賃は15万円以上は必要になってくるかと思います。
ちなみに、池袋の中でも『西池袋』だとかなり安めの物件を見つける事が出来ます。池袋駅の南西側で駅から徒歩で10分から15分ほど離れた場所であれば、一人暮らし用の家賃7万円から8万円前後の物件を見つける事も可能です。
西池袋は繁華街からかなり離れた場所にある地域で、住宅街となっていますので落ち着いた雰囲気が魅力的なエリアです。池袋に住みながら家賃も抑えたいと考えている方は是非チェックしてみて下さいね。
池袋の利便性

新宿、渋谷に並ぶ東京でも屈指のターミナル駅である池袋駅は利便性抜群です。池袋に暮らしている時にアクセスに困るという事はまずないと言っても良いでしょう。
新宿駅 | 山手線で約8分 |
渋谷駅 | 山手線で約17分 |
東京駅 | 丸ノ内線で約15分 |
品川駅 | 山手線で約27分 |
横浜駅 | 湘南新宿ラインで約35分 |
池袋駅からであれば上記の主要駅に全て乗換回数0回で行く事が出来ます。東京都内はもちろんですが、横浜や大宮方面にも乗換なしで行く事が出来る為、交通アクセスは抜群です。
- JR山手線
- JR埼京線
- 東武東上線
- 西武池袋線
- 湘南新宿ライン
- 東京メトロ副都心線
- 東京メトロ有楽町線
- 東京メトロ丸ノ内線
池袋駅は上記8路線を使う事が出来ますので、職場が都内の方はもちろん、都内以外の場所に職場がある方でも抜群の交通アクセスで通勤が出来るかと思います。
池袋の治安

池袋は街全体が歓楽街であり、1日に100万人以上の人が訪れると言われている繁華街ですから、全体的に治安が良いとは言えません。
しかし、池袋の中でも女性の一人暮らしやファミリー層が安心して暮らせるエリアはあります。治安の悪いエリア、良いエリアについて以下で紹介していきましょう。
北口は治安が悪い
池袋で最も治安の悪いエリアは、ロサ会館を中心とした北口一帯です。北口の中華街から広がるエリアは風俗街とラブホテル街となっており、夜になるとキャッチや黒服の人がそこら中を歩いているというエリアです。
池袋で発生している犯罪のほとんどが北口のこのエリアで発生していますので、女性の一人暮らしやファミリーで池袋に暮らそうと考えている方は北口は避けましょう。昼間はまだ大丈夫ですが、特に夜は治安が良いとは決して言えないエリアです。
南池袋エリアは住むのに最適
池袋は治安の良いエリアと悪いエリアがくっきり分かれている街でもあります。北口は治安が悪いのですが南口は治安が良く、特に南池袋は治安レベルもエリア内で屈指の安全性となっており、駅周辺の喧騒もない住みやすいエリアとして有名です。
南池袋付近は目白に近いという利便性も良く、治安が良くて静かなエリアです。
他にも、西池袋2丁目から3丁目付近も住むのにおすすめのエリアで、西池袋2丁目は池袋駅も近く利便性が良く、西池袋3丁目は立教大学が近くにあり、人通りが多く街灯も多いエリアなので夜でも安心して帰宅する事が出来ます。
まとめ
池袋の家賃相場、利便性、治安という大きな3つの側面から池袋の住み心地について紹介してきましたが参考になりましたか?
池袋は新宿や渋谷と同等の東京を代表するターミナル駅であり、日本でも有数の繁華街として大きく発展してきました。池袋に住むというイメージはなかなか沸かないかもしれませんが、家賃相場はターミナル駅であると考えれば比較的安く、駅から離れた場所にはリーズナブルな家賃の物件が多く、快適な生活を過ごす事ができるエリアもあります。
圧倒的な利便性の良さと駅周辺の買い物のしやすさは魅力的です。治安が悪いというイメージを持っているかと思いますが近年は交番も増え、犯罪件数は年々減少していますし、治安の悪いエリアは限られていますのでそこに近づかなければ女性の一人暮らしにも池袋はオススメの地域と言えます。
池袋で一人暮らしをしたいと考えている方、ファミリーで引越しを考えている方、上京を考えている方、池袋での生活を楽しむ為にも、是非この記事で紹介した情報は覚えておくようにして下さいね!